解体・造成の豆知識

Column

空き家の解体について・メリット・デメリット

2024/03/25

首都圏緑化サービスです。近年空き家問題が騒がれています。相続したはいいが使う予定がないままずっと放置してしまっている家、親戚同士共有財産として受け取ってしまった、などさまざまなパターンがあるかと思います。今回は空き家を解体した方がいいかどうか悩まれている方や今後の遺産について気になっている方への記事です。

空き家の解体をした方が良い理由について

メリット

空き家の維持費用や管理の手間がかからなくなる

空き家を暮らせるために維持していくにはライフライン(水、電気、ガス)のメンテナンスや植えてある木、雑草などの管理、空気の循環や掃除など手間も費用もかかってきます。解体することでこういった費用、時間や手間、また老朽化による倒壊などの心配もなくなります。

土地が売却しやすくなる

相場価格もしくはそれ以上で売れる場合は特に売却しやすくなります。駅近くや新しくショッピングモールが近隣にできたなどすぐに買い取ってもらえそうな条件が揃っている場所であればすぐに建物が建てられるからです。(関連コラム:建物を解体した方が土地が売れる条件

デメリット

空き家の解体費用が必要となる

解体費用がかかることが一番のデメリットと言えます。ただ、上記の「土地が売却しやすくなる」条件に合っている場所の場合は解体費用を出してもお釣りが返ってくると思いますのでやはり解体する建物の場所や広さなどそれぞれ条件ごとに異なります。

住宅用地に対する固定資産税などの減税措置が適用されなくなる

建物が建っていると固定資産税が減税される法律があります。この適用がされなくなるので土地を手放したいわけではない場合にそのまま放置してしまっている空き家が多いのです。このデメリットは空き家を放置することで住めないような空き家になってしまった場合「管理不全空き家」「特定空き家」と指定され「勧告」を受けるとこの減税措置は解除されてしまいます。

解体後に再建築できない場合がある

昔に建てられた建物の中には今の建築基準法を満たしていない土地があります。そういった再建築不可物件の場合には解体して更地にしてしまうともう建物が建てられなくなります。(関連コラム:再建築不可物件は更地にするべき?メリット・デメリットを解説!

 

解体を業者に依頼するときのポイント

解体工事を依頼する場合は、建設業の許可を受けている業者または解体工事業の登録をしている業者を選ぶことが大事です。

(国土交通省)建設業者・宅建業者等企業情報検索システム

 

見積もりは複数社とっても大丈夫です

現場によって値段が異なるので、見積もりは費用が適正かどうか、工事内容に問題がないかなどを確認するため、複数の業者に依頼することをおすすめします。ただ安いだけがいい解体業者ではありません、不法投棄をされて依頼者が罰金を負うなんていうこともあるため注意が必要です。

解体業者選びに関する記事はこちらです
悪質な解体業者とは?埼玉県の解体業者選び 
相続で受け継いだ土地の優良な解体業者の選び方、ポイント解説!

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