こんにちは、川越市にある解体業者、首都圏緑化サービスです。土地をお探しの際に気になることの中で「更地」「整地」「造成地」など書いてある事があります。どの土地も重機などで平にしてある、という意味だな!と思いますね。それでも間違いではないですが細かくみていくと違います。
造成とは?
森林や農地などの宅地以外の土地を住宅地などにするため、必要な工事を施した土地です。更地や整地は地目が宅地であるのに対して造成は地目が他の場合のものを宅地にするために整備することです。造成をする場合には宅地造成等規制法により、許可が必要です。許可が必要となる造成は以下となります。
1.切土で、高さが2mを超える崖(30度以上の斜面)を生ずる工事
2.盛土で、高さが1mを超える崖を生ずる工事
3.切土と盛土を同時に行う時、盛土は1m以下でも切土と合わせて高さが2mを超える崖を生ずる工事
4.切土、盛土で生じる崖の高さに関係なく、宅地造成面積が500平方メートルを超える工事
(埼玉県では2021年11月現在は埼玉県知事が指定した宅地造成工事規制区域はありません。)
造成した土地は安全?
切土
切土とは、高い地盤・斜面を切り取って低くし、平坦な地表を作る、あるいは周囲より低くするまたは斜面を切り取って法面を形成する建設工事。また、その工事で切り取った土砂のこと。
盛土
盛土とは低い地盤や斜面に土砂を盛り上げて高くし、平坦な地表を作る、または周囲より高くする造成工事。
切土と盛土どちらがいいの?
一般的に切土は以前よりあった土地を切って造成するので地盤が強い、盛土の方が他から持ってきた土を盛るので弱いと言われていますが、見た目で見分けることは難しく、2011年の東日本大震災をきっかけに大規模盛土造成地マップが作られ公表されてきています。土地の購入をする際に確認してみることも良いでしょう。しかし当たり前のことですが、切土で造成した土地だから絶対安全というわけではありませんので土地選びの判断材料の一つとして知っておくと良いことかと思います。
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