解体・造成の豆知識

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川越北環状線・河川敷付近にできている建物は一体何?いつまで工事する?

2024/05/30

川越北環状線を過ぎたところにある建物に注目

こんにちは、首都圏緑化サービスです。平成31年3月に便利な川越北環状線がオープンしました。アジアハウジングのある野田町付近から福田の方へ走っていくと、国道254線になります。ほどんどの人が松山方面に曲がりますが、道なりに上尾方面となる12号線目指していくと、何かの建物があり、少しカーブさせられるんです。(図)

Google mapの航空写真より

追突注意とありますが、なぜこのような形でカーブさせたんでしょうか?

 

この建物、入間川の川越橋付近にもあります

この工事、ここだけじゃ無いんです。入間川の川越橋を霞ヶ関駅方面から西川越駅方面へ渡ったすぐにも同じ看板の建物があるんです。Google mapだとまだ工事中ですが完成後も度々通行止めになったりしています。完成ではないのでしょうか。

Google mapの航空写真より

 

実はこの建物では、水道のシールド工事をしている!

この建物に「事故や災害などに対応するため送水管を設置する工事です」と書かれています。看板にいるキャラクターはお馴染みコバトン、川越市のときもはわかるのですが、「ウォー太郎」という謎のキャラがいます。ウォー太郎は埼玉県の水道広報映画アクア警備隊員で水の大切さを伝えているようです。

吉見浄水場(吉見町)から関越自動車道方面までの東松山第二幹線を埼玉県企業局が発注し、株式会社ユーディケーがこの工事を落札しこのような建物ができたのでした。ちなみに川越市の水道はさいたま市の大久保浄水場から川越市内の中福受水場と霞ヶ関第二浄水場に送られます。そして市内の深井戸から地下水を汲み上げ、各浄水場で消毒処理した水を県水と合わせて川越市民が使えるように家庭や学校、工場などに送っています。

ですから川越市では吉見浄水場の水は普段は使用していないようですが、埼玉県では吉見浄水場の日量15万立方メートルの給水能力を2倍程度に増強と、吉見浄水場から狭山市の上赤坂中継ポンプ所に送水する「吉見浄水場拡張関連事業」が平成27年度より進んでいます。そして看板には「事故や災害などに対応するため送水管を設置する工事です」とあるので、万が一の時にはこちらの送水管から流れる水を川越市民も使うことができるのでしょうか。

 

吉見浄水場拡張関連事業はいつ完成するの?

この二つの工事は令和7年3月31日まで行う予定となっています。今回の川越市福田・小ケ谷の工事、東松山第二幹線整備は平成30年度〜令和8年度までの事業となっており、吉見浄水場拡張関連整備事業も令和8年度までですが、安全な水を安定して供給するため、県営浄水場に高度浄水処理施設を整備する「吉見浄水場高度浄水処理施設整備事業」は令和12年度までの予定となっています。実際に災害時に安全な水が送られるまではまだ先になりそうですが、川越北環状線奥の道がまっすぐになるのはそれより前になりそうですね。

 

埼玉県での災害時の給水場所

吉見浄水場の拡張工事が行われれば便利になりますが、では今現在は川越市において災害時の水はどうなっているのでしょうか。令和4年12月20日のデータでは埼玉県内に233箇所、県送水管路上の空気弁を応急給水拠点として位置付けています。ちなみに応急給水拠点は、被災状況などに応じて市町等の判断により開設されるそうで、装置が必要となるため普段は使用できません。

(出典:災害時の応急給水拠点の整備について

 

川越市のハザードマップでは給水所は避難所でもある小中学校に給水箇所マークがついています。災害時に備えて近所の給水所は覚えておく方が良いでしょう。

川越市:地域の危険度マップ

 

 

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