協力お願いします！災害時協力井戸登録制度が創設されました！

こんにちは川越市で建物の解体といえば、首都圏緑化サービスです。以前「地面から何か出てきた！？地中埋設物の種類」というコラムで、解体後に地中から使われていたと思われる井戸が出てくる場合があるということを書きました。井戸というのはもう使っていない古いものというイメージがあるかと思います。しかし、今も使える井戸、使っている井戸も実はたくさんあります。今回はそんな井戸に関することをまとめてみました。

川越市で創設「災害時協力井戸登録制度」とは？

大規模な災害等が起きて、市内の広い範囲にわたって断水が発生した場合に川越市民の方が所有する井戸を近隣の方に使用を協力していただきたいというお願いとなります。登録できる人の条件は以下になります。

（1）市内に所在する井戸であって、現在井戸として使用されており、今後も引き続き使用される予定のものであること。
（2）所有者又は管理者により適正に管理されているものであること。
（3）災害時、近隣住民等に生活用水として井戸水を無償で提供できること。

（引用：川越市）

川越市内にある歴史ある井戸の紹介

有名な井戸といえば幸町の「稲荷の井戸」

明治34年新堀抜、昭和47年改掘抜した涌水で、隣が休憩所になっているちょっとしたパワースポットです。ちょろちょろと水が流れてて癒されます。

（出典：カワゴエール）

場所はこちらです。

謎の術！？霧吹きの井戸

敵が攻め入った時に霧吹きの井戸を開けると、霧が出てきて川越城を覆い隠すという伝説の残る霧吹きの井戸という井戸が郭町の川越城にあります。川越城の七不思議の一つで、こちらの井戸は復元で使用されていない井戸のようです。

（出典：ニッポン城めぐり）

川越で井戸のクラウドファンディングが行われていた！

（出典：CAMPFIRE）

他にも川越で井戸にまつわる話はあり、2017年に田んぼのための井戸を作るというクラウドファンディングが行われていました。農薬や化学肥料を一切使わない生きものを育む有機稲作農法という方法でお米を作るために井戸水で耕作をするために必要だったとのことです。

「人と生きものに安心安全な田んぼ実現の為に！井戸掘りプロジェクトへご支援を」こちらがプロジェクト内容です。70万が目標金額のところ、724,000円も集まり、実際にプロジェクトは始動、水が出てきたとのことで大成功に終わったプロジェクトのようです。

郭町浄水場は深井戸より給水している

（出典：日本全国冒険紀行）

郭町浄水場の歴史

感染症の危険などから水道の需要が高まり、昭和28年2月4日より水道建設課が新設され昭和29年5月1日より郭町浄水場より給水が開始されました。その後干ばつなどから水道の申し込みは増え4号井まで作られました。

解体の際に使われていない井戸が出てくることがあることを冒頭で書きましたが昔は郭町付近の地区では多くの家庭が自家水道を保有していました。その頃から今もずっと井戸を使い続けている家庭もあるかと思います。深井戸の井戸水は地下深くにあるため、水道管のように地震の影響を受けにくく災害時に使える水として今また注目されているんですね。

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