【国指定史跡へ】山王塚古墳【川越市】

今日は首都圏緑化サービスです。

アジアビル本社の近くにある川越市指定史跡山王塚古墳が令和5年3月20日の官報告示をもって、国の史跡に指定されました。

国指定史跡について

（出典：川越市）

日本国内の遺跡のうち、日本の歴史を正しく理解するうえで欠かせない学術的価値をもつ重要なものを史跡として指定し保存を図って後世に引き継ぐ制度です。

国指定史跡になると新たな深い掘削を伴う土木・建築工事や開発行為ができません。また、一度史跡指定されると、原則その土地は指定が解除されることはありません。

個人住宅の史跡もあるため、その場合は建て替えや増築工事もできなくなり、土地を手放したくなったときには市町村が買い取ることとなります。現状維持であれば土地活用は可能で住み続けることや畑の耕作、建物の修繕などはできます。

文化財の指定は文化審議会（ぶんかしんぎかい）と呼ばれる議会が選定しており、山王塚古墳も文化審議会文化財分科会の審議・議決されて文部科学大臣に答申しています。

山王塚古墳は日本に６例しかない上円下方墳

上円下方墳二段になっており、下段が方形、上段が円形となっている。極めて稀な形態であり、これまでに6例しか確認されていない。他に珍しい古墳の形は八角系の八角墳があります。

石のカラト古墳（奈良県奈良市神功・京都府木津川市兜台）

清水柳北1号墳（静岡県沼津市足高尾上・愛鷹山の山麓）

武蔵府中熊野神社古墳（東京都府中市西府町の熊野神社境内）

天文台構内古墳（東京都三鷹市大沢の国立天文台三鷹キャンパス敷地内）　被葬者多摩地区でも有力な首長であったと考えられる

野地久保古墳（福島県白河市本沼）　被葬者は古代白河郡における盟主的な立場の人物と推定

そして、川越市の山王塚古墳です。

川越市の国指定史跡『山王塚古墳』の御墳印

小江戸川越観光協会事務所（川越市松江町２-１-８・平日のみ９時～１７時）

川越まつり会館（川越市元町２-１-１０・毎月第２、第４水曜日休館）

300円で購入可能です。

御墳印公式サイト

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