解体工事業をするためには一定の資格や許認可が必要です。建設業許可番号のない違法業者に注意しましょう。また、解体工事事業登録をするには、どんな資格があるのでしょうか。
建築士 (一級・二級)
資格取得者のみが建築士の名称を使用することができる。一定の教育と経験がなければ建築士資格試験を受験することはできない。 建築士には、一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類があり、その資格により設計・工事監理できる建築物に違いがある。
建設機械施工技士(1級・2級)
1級と2級に分かれ、1級は各種建設機械を用いた施工における指導・監督的業務、2級は第1種から第6種に分かれそれぞれの機械を用いた施工において、運転・施工の業務に携わり、各機種の運転技術者、また一般建設業の現場の主任技術者として施工管理を行う。
1級の資格の保有者は、社会保険労務士の受験資格が得られる。
1級建設機械施工技士
– トラクター系建設機械操作施工法、ショベル系建設機械操作施工法、モーターグレーダー操作施工法、締固め建設機械操作施工法、舗装用建設機械操作施工法、基礎工事用建設機械操作施工法、建設機械組合せ施工法
2級建設機械施工技士
第1種 – ブルドーザー(トラクター系建設機械操作施工法)
第2種 – 油圧ショベル(ショベル系建設機械操作施工法)
第3種 – モーターグレーダー(モータ・グレーダー操作施工法)
第4種 – ロードローラー(締固め建設機械操作施工法)
第5種 – アスファルトフィニッシャ(舗装用建設機械操作施工法)
第6種 – アースオーガー(基礎工事用建設機械操作施工法)
土木施工管理技士(1級・2級)
国土交通省管轄の施工管理技士国家資格のうちの1つ。1級と2級に分かれる。都道府県市町村の災害復旧担当官に任命されることがある。陸上自衛隊において施工管理技士は、施設科において幹部自衛官(3尉以上)となるための必要資格である。学士を持たない人が土木研究のため大学院に個別入学資格審査できる資格である。1級・2級とも、社会保険労務士の受験資格が得られる。
1級土木施工管理技士
河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道、などの土木工事において、主任技術者または、監理技術者として施工計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理などを行う。
2級土木施工管理技士
土木、鋼構造物塗装、薬液注入に分かれ、それぞれの種で河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道などの土木工事において、主任技術者として施工計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理などを行う。
建築施工管理技士(1級・ 2級)
施工管理技士国家資格のうちの1つ。国土交通省管轄。
1級建築施工管理技士
一般建設業、特定建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者、並びに建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められており、大規模工事を扱う。また公共性のある重要な工事では、これらの資格を有する主任技術者、監理技術者を専任で置く必要が生ずる。
2級建築施工管理技士
建築、躯体、仕上げの3種類の資格に分かれ、建築に関する全ての分野で2級資格者となるためには、少なくとも3度の受験に合格する必要がある。それぞれの一般建設業、特定建設業の許可基準の一つである営業所ごとに置く専任の技術者並びに建設工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められており、小規模工事を扱う。
とび技能士(1級・ 2級)
国家資格である技能検定制度の一種でとび作業の段取り、仮設の建設物の組立てや解体、掘削、土止めや地業など、とびに関する能力を認定する国家資格であり、名称独占資格である。 等級には、1級~3級まであり、それぞれ上級技能者、中級技能者、初級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられている。
とび技能士は、職業訓練指導員 (とび科)の実技試験免除資格になっている。
解体工事施工技士
解体工事施工技士(かいたいこうじせこうぎし)は、国土交通省管轄の国家資格で、 500万以下の解体工事を行うための解体工事業の登録及び施工に必要な技術管理者になることができる。
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