解体・造成の豆知識

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近くで解体工事をしているけれど、アスベストが付着してしまわないか心配です

2024/08/01

こんにちは、首都圏緑化サービスです。アスベストとは石綿とも呼ばれている天然の繊維状の鉱物です。石でできているため燃えないし、綿になっているので軽く、加工しやすいところから古くから断熱材や吹き付け材として建物に多く使われてきました。しかしアスベストの繊維は細かすぎて吸い込むと肺などの内部にまで入ってしまい、肺がんなどになってしまう危険な素材で、また長い期間を要して健康被害があったため、アスベストとの因果関係がずっとわかっていなかったので今まで多くの建物や建材で使用されていたのです。

近隣で解体工事をしていると、もしかして有害物質、特にアスベストが散っているんじゃないか?と心配になる方がsnsなど見ていると結構いるようです。今回はアスベストについて記事にしてみました。

 

近くで解体工事をしているけれど、アスベストが付着してしまわないか心配です

現在、建物を解体する前には事前に調査することが義務付けられています。「大気汚染防止法」2023年(令和5年)10月1日の改正で「有資格者によるアスベストの事前調査・分析」が義務化。建築物等の解体等を行う場合は、あらかじめ石綿(アスベスト)の使用等について調査し、調査結果について解体等工事現場に掲示を行わないといけません。また、吹付け石綿並びに石綿含有断熱材、保温材及び耐火被覆材の除去等作業を行う場合には、事前に市町村への届出も必要です。アスベストがあるかどうか調査結果が解体現場に掲げられています。

もしもアスベストがあった場合は飛散しないように厳重に覆い、慎重に作業をすることとなります。周辺に挨拶等もきちんと行います。ちなみに業者にもよりますが、公共施設や大きな建物の場合には説明会などを開くこともあるそうです。

そういったことがない場合にはアスベストのない解体工事となりますので、アスベストの付着はないと言えるでしょう。

 

アスベストがあるかもしれない建物の基準

1975年(昭和50年)以前に造られた建築物には、吹付け石綿が使用されている場合が高く、鉄筋コンクリートのビル、一般住宅、役場や学校などの公共施設など様々なところに使用されております。一般の木造家屋に石綿が使用されている可能性は低いのですが、屋根がスレート材であったり、断熱材に石綿を使用した建物も少なくありません。ここでアスベストのレベルと禁止された年月日を記載します。

発じん性が著しく高いレベル1

レベル1の建材は「アスベストの吹き付け材」です。これはアスベストが直接吹き付けてあるため、露出していることと、綿状になっているため飛散しやすいので危険です。

吹付けアスベスト、吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト(ひる石吹付)、パーライト吹付けなどの種類があります。1975年には吹きつけアスベストの使用が原則禁止となりましたが、アスベスト含有率5%以下の吹付け材は禁止されなかったためその後も使用され、最終的に1989年に全てのアスベスト含有吹付け材が製造中止となったため1989年以降の建物(築35年以下)には吹き付け材は使用されておりません。主に吹き付け材が使われていたのは鉄骨造建築物が主で一般の木造建築物にはあまり使用されていないです。

発じん性が高いレベル2

配管などに巻き付けてある石綿含有保温材、耐火被覆板、屋根用折版裏石綿断熱材などがあり、レベル1よりは飛散しにくいですがこちらもアスベストが崩れて飛散しやすいです。

石綿含有保温材、耐火被覆板は1963年頃から1983年まで製造されていました。石綿断熱材は1987年まで使われていましたので、レベル1と同じく築35年以下の建物であれば使用されていないでしょう。

発じん性は比較的低いレベル3

アスベストが混ぜられてある硬い床材や壁材(スレートやビニル床タイルなど)です。先ほどのレベル1、2は一般的な木造住宅に使われていることはほぼないのですが、レベル3は屋根などの建材に使われている可能性があります。因みに建築物以外にも過去には衣料品やライターの芯など生活用品にも使われていました。2004年10月の労働安全衛生法施行令の改正で石綿を含有する建材の製造等が禁止となりました。築20年以下の建物にはアスベストが混ぜられている建材も使用されていないでしょう、逆に築20年以上の建物の解体には注意が必要ですね。

 

 

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