地中に浄化槽があると言われた！そのままでいい？

解体したら地中に浄化槽があると言われた、どうしたらいいでしょうか。

浄化槽とは？

主に水洗トイレで流した後の汚水を浄化する施設です。微生物の働きなどを利用して汚水を浄化できます。各家庭の敷地内の地中に設けられていて、最も身近な汚水処理施設です。以前は水洗トイレからの汚水だけを処埋する単独処理浄化槽を設置出来ましたが、平成１３年４月以降、水洗トイレからの汚水と、台所排水、浴室排水、洗濯排水などの生活雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽でなければ設置できないです。下水道処理区域には関係のないものなので馴染みがない地域もあるかと思います。

浄化槽の種類

単独浄化槽・・・トイレの排水の浄化槽、現在は設置不可

合併浄化槽・・・トイレ以外にも台所など家庭から出るすべての排水を処理、現在設置するならこちらです。下水道処理場とほぼ同じ浄化性能を持っています。

浄化槽は撤去した方が良い？撤去しなくてもいいの？

もしも昔使っていたと思われる浄化槽が地中に埋まっていることがあれば・・・浄化槽は撤去することが現在推奨されている浄化槽の処分方法です。浄化槽本体の他、槽内の部材や装置を含めた全ての部分を解体し、工事後は地中に何も埋まっていない状態にします。

浄化槽内の装置や部材などを取り除いたら、残りの本体は底に穴を開けそのまま地中に埋設されている状態を埋め戻し、さらに簡易に浄化槽にあった汚水以外は全部埋めてしまう方法が埋め殺しと言います。

浄化槽の解体撤去費用について

浄化槽の解体費用に関しても、住宅の解体と一緒に行う場合と同じく、浄化槽の種類や大きさのほか、設置環境などによって金額が変わります。昔のもので埋まっているかわからない場合もあるかと思います。お気軽にお問い合わせください。

川越市の下水処理について

川越市の生活排水処理基本計画図で見るとわかるように川越市内でも浄化槽の地域（青い斜線の地域）はあります。下水処理に切り替わった場合に埋め戻し等の解体方法が選ばれると、将来的に建て替えなどの時に建物を解体した時に昔の浄化槽が出てくることになるんですね。

（出典：川越市）

地面から何か出てきた！？地中埋設物の種類

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