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川越市(埼玉県)の防災ハザードマップ 荒川入間川流域・台風・落雷に備えよう

2024/09/23

こんにちは、首都圏緑化サービスです。日本は地震が多く、つい最近も8月に起きた宮崎県の地震により、南海トラフの大規模地震への注意が心配されていました。南海トラフ地震はいつ起こってもおかしくないと言われています。もちろん他のプレートによる地震や火山の噴火なども、もしかしたら起こる自然災害です。他にも台風や豪雨による川の氾濫や浸水の可能性もあります。そんな時に役に立つのがハザードマップという地図です。自然災害に対してどのような場所がより危険度が高いのかを予測して、直観的に知ることができるように作成されています。今回は川越市を例にハザードマップの確認とそれに加えて電気や水道のライフラインについても記事にしました。

 

川越市ハザードマップのまとめ

川越市地震ハザードマップ

川越市地震ハザードマップは「関東平野北西縁断層帯地震」発生を想定した場合の危険度を地図に色分けして表示しており、地域の危険度・ゆれやすさマップ・液状化危険度マップに分けています。

川越市地震ハザードマップ

 

「平成24・25年度埼玉県地震被害想定調査」によって想定した5つの地震とは?

「東京湾北部地震」 「茨城県南部地震」 「元禄型関東地震」 「関東平野北西縁断層帯地震」 「立川断層帯地震」という5つの地震が埼玉県に大きく関わってくると予想されており、「東京湾北部地震」 「茨城県南部地震」 「元禄型関東地震」は海のプレートと陸のプレートの境界に位置する海溝沿いで発生する地震である「海溝型地震」で、「関東平野北西縁断層帯地震」 「立川断層帯地震」は「活断層型地震」です。埼玉県には関東平野北西縁断層帯、立川断層帯、越生断層帯の3つの活断層(断層のうち、最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動すると推定される断層のこと)があります。

 

水害ハザードマップ

「荒川水系荒川及び入間川流域洪水浸水想定区域図」、「荒川水系新河岸川流域洪水浸水想定区域図・水害リスク情報図」「荒川水系入間川流域洪水浸水想定区域図・水害リスク情報図」の洪水浸水想定区域を重ね合わせ、各地点の最大の浸水深を示した「洪水ハザードマップ」と、1時間あたり153mmの想定最大規模降雨で起こる可能性を示した「内水ハザードマップ」が閲覧できます。

水害ハザードマップ

 

マップエキスパート

避難所と土砂災害、浸水のハザードマップが確認できます。その他にもマップエキスパートでは病院の場所など生活に役立つマップもあり、事前に見ておくことをおすすめします。

マップエキスパート

 

重ねるハザードマップ

住所を入力するとその場所の洪水・土砂災害・高潮・津波のハザードマップが確認できます。地形図なども選択して重ねて見ることができるので視覚的に知りたい情報を知ることができます。

重ねるハザードマップ

 

自然災害に対する安全性指標GNS

全国の市町村別リスク指標2023年版では市町村別に様々な自然災害のリスクを計算式に当てはめて、安全性指標が出されています。最新版は2023年です。安全性の指標が低いからといって災害が起こらないわけではないので、あくまで指標となります。

自然災害に対する安全性指標GNS

 

電力系統マップ

個人が作成した全国の電力会社マップです。どの地域がどこの電力会社なのかを知ることができます。

地図とかデザインとか

 

 

今現在起こっている災害などの情報を知りたい場合の地図

気象庁

気象庁のページにて大雨、落雷、竜巻、地震、熱中症アラートなど現在発表されている情報や予報、雨雲の動きが地域ごとにわかります。トップページに報道発表されたことなどが随時載っているので今現在災害がどのように起こっているかなど細かく知ることができます。

川越市の防災情報

 

東京電力パワーグリッド

川越市は東京電力なのでこちらのサイトで停電が現在起こっている地区と過去に何分停電が起こっているかの履歴を知ることができます。家にいないときに停電が起こっていたかどうか、あの停電の原因はなんだったのか、そういうときに役立ちます。

停電情報

 

 

今後川越市に起こる地震について

大正12年(1923年)9月1日11時58分に、相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される関東大地震が起こった際に、埼玉県内で最も被害 が大きかったのは、川口市(旧川口町)・春日部市 (旧粕壁町)・幸手市(旧幸手町)でした。埼玉県には「関東平野北西縁断層帯」、「立川断層帯」、「越生断層帯」の3つの活断層があり、川越市に断層はないのですが、この3つの活断層からの地震が起こってしまった場合には川越市にもかなりの影響があると考えられています。話題の南海トラフ地震に関しても遠いから関係はない訳ではなく、断層のどこが震源地かにより被害を受ける場所がだいぶ違ってきます。気象庁によると関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。

(出典:気象庁

 

 

今後川越市で起こる水害について

2019年10月13日に台風19号で川越市内で浸水が起こり、つい最近の2024年も8月29日から30日にかけて大雨による川の氾濫の可能性が高まり、寺尾地区は警戒レベル5緊急安全確保で避難の警報が発令されました。小畔川、入間川流域はレベル4で避難指示、九十川、新河岸川流域はレベル3で高齢者等避難が発令されていました。雨による内水は今後も起こる可能性が大いにあります。また、夏場の雷雨の時に停電が起こった地域が出ていました。大雨の時は川を見に行かない、災害に備えるなどの必要があります。

 

 

今後川越市で起こる土砂災害について

川越市では岸町2丁目地区の一部、新宿町3丁目地区の一部、仙波町4丁目地区の一部が「土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域」に指定されています。想定される土砂災害は、急傾斜地の崩壊となっており、この三か所に周辺地域にお住まいの方は雨や地震の際に土砂災害についても警戒する必要が出てきます。2024年の8月29日から30日にかけての大雨による高齢者等避難もこちらの三か所に発令されていました。

 

 

埼玉県での災害時の給水場所

埼玉県では災害時の給水場所を増やす応急給水拠点の整備を行っています。県が受水団体(市町等)に応急給水装置を貸与しているため、県の職員が立ち会うことなく給水できることが可能となっています。

(出典:埼玉県

 

関連コラム:川越北環状線・河川敷付近にできている建物は一体何?いつまで工事する?

関連コラム:協力お願いします!災害時協力井戸登録制度が創設されました!

 

いつ起こるかわからない自然災害、備えておきたいですね。

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