アスベストのレベルは１が高くて３が低いです。それぞれどういうものなのか確認してみましょう。
アスベストとは？
アスベスト（石綿）は天然の繊維状の鉱物です。「燃えない」「軽い」「機密性が高い」という利点が断熱材、保温材、吸音材として最適とのことで断熱材として使用されたこと、「粘着性」もあり建造物の壁・天井・柱・梁などに吹付け石綿として直接吹き付ける、セメントなどと混ぜて石綿スレートや石綿セメント板等にも加工されていました。しかし長期間大量に吸入すると、じん肺、悪性中皮腫、肺がんを引き起こす可能性があることがわかり禁止となりました。
アスベストのレベル
アスベストレベル1：発じん性が著しく高い
レベル１の建材は「アスベストの吹き付け材」です。これはアスベストが直接吹き付けてあるため、露出していることと、綿状になっているため飛散しやすいので危険です。
吹付けアスベスト、吹付けロックウール、吹付けバーミキュライト（ひる石吹付）、パーライト吹付けなどの種類があります。1975年には吹きつけアスベストの使用が原則禁止となりましたが、アスベスト含有率5％以下の吹付け材は禁止されなかったためその後もアスベストが含まれている建物が残っています。
アスベストレベル2：高い
「石綿含有保温材」や「耐火被覆材・断熱材」です。
石綿保温材、耐火被覆板、屋根用折版裏石綿断熱材などがあります。
アスベストレベル3：比較的低い
アスベストが混ぜられてある硬い床材や壁材（スレートやビニル床タイルなど）です。
先ほどのレベル１、２は一般的な木造住宅に使われていることはほぼないのですが、レベル３は屋根などの建材に使われている可能性があります。
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