解体・造成の豆知識

Column

梅雨を快適に過ごす住まい選びのポイントとは?

2025/06/16

6月、日本列島を包む長雨の季節、梅雨。この時期になると「湿気がこもりやすい」「カビ対策ってどうしたらいいだろう?」といった悩みが増えてきます。

住まいの快適さは、晴れた日だけではわかりません。だからこそ、梅雨の時期こそ、住まいの本質が見えてきます。

通気性と採光、実は見逃されがち!

内見の際に、「南向きかどうか」や「日当たりの良さ」に注目される方は多いですが、実は風の通り道湿気の逃げ場の有無も重要です。

特に梅雨のような湿気の多い時期には、

  • 窓の配置(南北や東西に窓があると風が抜けやすい)

  • 換気扇の位置と効率

  • 押し入れや収納の通気性

などをチェックすることがおすすめです。

「角部屋は風通しが良くて湿気に強い」といわれるのもこのため。内見時にちょっとした風の通り方を感じてみると、住んでからの快適さがイメージしやすくなります。

梅雨に強い「構造」や「立地」もポイントに!

住まいの快適さは、物件の構造や立地条件にも左右されます。

たとえば、

  • 鉄筋コンクリート造(RC造)は気密性が高く、断熱・防音性に優れる一方で、湿気がこもりやすいため、定期的な換気が重要。

  • 木造住宅は通気性に優れるものの、築年数によっては湿気による劣化やカビに注意が必要です。

また、川の近くや低地にある物件は、地盤の水はけも大切なチェックポイント。雨水の逃げ場があるか、排水がスムーズかなども事前に確認すると安心です。

今住んでいる部屋でもすぐできる梅雨対策

もし今の住まいで「梅雨がつらいな」と感じているなら、以下のような対策で快適さがぐっと変わります。

  • 除湿器やサーキュレーターを活用して空気の流れをつくる

  • 調湿効果のあるインテリア(例:炭・珪藻土マット・すのこ)

  • 家具は壁から5cm以上離して設置し、カビを防ぐ

  • クローゼット内の除湿剤を定期的に入れ替える

特に、賃貸住宅では簡単に設置・撤去できるアイテムが便利です。「今の部屋をもっと快適にしたい」という方にも、小さな工夫で住み心地が大きく変わることをお伝えしたいです。

梅雨の内見は、むしろおすすめです

雨の日の内見を嫌がる方もいますが、実は物件の「本当の姿」が見える貴重な機会です。

  • 雨音の聞こえ方(静かな物件かどうか)

  • 窓やベランダの排水の状況

  • 室内のにおいや湿気のこもり方

こうした点は、晴天時には見過ごしがちです。雨の日のチェックポイントを踏まえて内見することで、より良い物件に出会えるかもしれません。

 

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